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仕事のモヤモヤ相談室【Vol.7】Q. 自分の意見を言わない部下に、どう接すればよいでしょう?

  • 執筆者の写真: takedacozy
    takedacozy
  • 11 分前
  • 読了時間: 4分

Q. 自分の意見を言わない部下に、どう接すればよいでしょう?

 

A. 「発言しない=意見がない」ではありません。まずは「安心して話せる場づくり」から始めましょう。

 

「この件、どう思う?」 会議や1対1の面談で問いかけても、返ってくるのは「…特にありません」「〇〇さん(上司)の意見と同じです」。

部下が自分の意見をまったく話してくれない。

「やる気がないのかな?」「何も考えていないのでは?」と、上司としてモヤモヤしてしまいますよね。心中お察しします。

しかし、少し待ってください。もしかしたらその沈黙は、やる気の問題ではないかもしれません。

部下が口を開かないのは、「こんなことを言ってもいいのかな」「もし否定されたらどうしよう」「間違っていたら恥ずかしい」といった、不安や恐れが原因であるケースが少なくありません。

上司のあなたにとっては当たり前のことでも、部下にとっては発言すること自体が大きなハードルなのです。

大切なのは、部下が「ここでは安心して話せる」と感じられる環境を整えること。そのために、上司である私たちが少しだけ接し方を変えてみませんか?

 

💡今日から試せる!部下の発言を引き出す3つのヒント

 

① 小さく、具体的に聞く

漠然とした大きな質問は、部下を戸惑わせてしまいます。「何から話せばいいんだろう…」と考えているうちに、タイミングを逃してしまうのです。

まずは、答えやすい「小さな問い」から始めてみましょう。

✕ 「この企画、どう思う?」○ 「A案とB案、〇〇さんならどちらが面白そうだと感じる?」

○ 「この資料、改善するとしたらどの部分が一番効果的だと思う?」

このように、Yes/Noで答えられる質問や、選択肢のある質問を投げかけるのがポイントです。小さな成功体験を積ませることで、「自分の意見を言っても大丈夫なんだ」という自信につながります。

 

② 「正解」を求めすぎない

私たちはつい、自分の中の「正解」や「期待する答え」を相手に求めてしまいがちです。しかし、その姿勢が部下にプレッシャーを与え、口を閉ざさせてしまう原因になります。

大切なのは、心理的安全性、つまり「何を言ってもここでは否定されない」という安心感です。

部下が何かを発言したら、たとえそれがあなたの考えと違っても、まずは次のような言葉で受け止めてみてください。

  • 「なるほど、そういう視点もあるんだね。教えてくれてありがとう」

  • 「たしかに、そういう考え方もできるね」

まずは一度、すべて受け止める。このワンクッションが、「もっと話してみよう」という気持ちを育む土台になります。

 

③ 意見の「成果」ではなく、考えた「プロセス」を承認する

発言の内容が良いか悪いか、正しいか間違っているかで評価するのはやめましょう。注目すべきは、意見を言おうとしてくれた姿勢と、そこに至るまで考えたプロセスです。

  • 「〇〇さんは、この部分のリスクを考えてそう判断したんだね」

  • 「その視点はなかったな。気づかせてくれてありがとう」

このように、意見の背景にある思考プロセスを承認することで、部下は「自分の考えをちゃんと見てくれている」と感じます。この肯定的なフィードバックが、次の発言への何よりのエネルギーになるのです。

 

🌱講師からひとこと

「何を考えているかわからない部下」を変えようとするのは、とても難しいことです。でも、こちらが「問いの投げ方を変える」だけで、相手の反応が驚くほど変わることがあります。

大切なのは、部下の発言を「評価する」のではなく、「関心を持つ」というスタンスです。

「この人は、どんな視点で物事を見ているんだろう?」 そんな純粋な好奇心を持って部下と向き合うことが、固く閉ざされた心の扉を開く鍵になるはずです。ぜひ、明日からのコミュニケーションで試してみてくださいね。

 

 

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