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仕事のモヤモヤ相談室【Vol.5】失敗を報告してくれない部下に困っている

  • 執筆者の写真: takedacozy
    takedacozy
  • 4月14日
  • 読了時間: 3分

Q. 失敗を報告してくれない部下に困っています。どう指導すればよいでしょうか?

 

A. 「報告しやすい雰囲気づくり」と「報告するメリットの明確化」がポイントです。

失敗を隠されると、上司としては手の打ちようがなくなりますよね。

でも、部下側も「怒られるのが怖い」「自分の評価が下がる」と思って言い出せない場合が多いです。

 

💡 報告を促す環境づくりのヒント

① 失敗を「成長の材料」として扱う

報告があった際に、まずは感謝と冷静な応対を心がけましょう。

「ありがとう。早めに知れてよかったよ」が一言あるだけで、次からの報告に差が出ます。

小さな報告でも「報告して良かった」と思える経験を積ませることが大切です。

 

②失敗が繰り返されている特の対処

その部下がその失敗が過去にも起こしていた、というケースもあります。

上司としては、感情的になってしまうこともあると思います。

ひと呼吸おいてから、「前回と今回で、何が共通しているのか?」「正しい行動は何だったのか?」という視点で、事実関係を冷静にヒアリングしましょう。

 

③上司の経験も織り交ぜる

上司自身が「自分の失敗談」や「うまくいかなかった経験」を共有することで、部下も「失敗は学びになる」という価値観を持ちやすくなります。

 

④報告が遅れたことで起きる“影響”を共有

「言ってくれていたらA部門にも調整ができたんだけどね」と、隠したことで損をした事実を冷静に言語化して伝えるのも効果的です。

 

⑤事態が落ち着いた後に再発防止を検討

その失敗の再発防止策の検討は、事態が落ち着いてからあらためて行います。「今後はどうすれば避けられそうか?」「このプロセスを見直す必要はあるか?」と、本人と一緒に再発防止の仕組みを考える機会をもちましょう。上司が答えを言うよりも、ヒントを出しながら、部下に発言を促します。例えば、部下の発言が出ないようなら「このあたりでセルフチェックなんて、考えられないかな?」「具体的にはどんなチェック?」「他に良さそうな方法は?」というような声かけも考えられます。

 

⑥チームで共有(必要に応じて)

内容によりますが、チーム内で「今回の失敗から学んだこと」を共有する時間をつくることも考えられます。部下の名前を出さずに、学びの事例として共有してはいかがでしょうか。

 

 

🌱講師からひとこと

“失敗を責める文化”から“失敗を活かす文化”へ。

この切り替えが、部下の成長スピードを大きく変えます。

日頃から「失敗はあってもいい。でも隠すのはNG」という共通認識をつくることが大切です。

上司の姿勢ひとつで、部下の“報告の勇気”は大きく変わっていきますよ。

 

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